処理困難物を対象とした産業廃棄物中間処理場
産業廃棄物中間処理施設
- 1.事業区分
- 中間処理:破砕
- 2.産業廃棄物の種類
- 廃プラスチック類、紙くず、木くず、繊維くず、金属くず、ガラスくず・コンクリートくず及び陶磁器くず、がれき類
- 3.主な処理能力
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- 48.6t/日 廃プラスチック類
- 45.0t/日 紙くず、木くず、繊維くず
- 63.9t/日 金属くず、ガラスくず・コンクリートくず及び陶磁器くず、がれき類
破砕機について
従来の破砕機では、投入前に廃棄物を破砕できるように細かくしたり、
ばらしたりする必要がありましたが、
今回導入した日本初の高性能インバーター制御の2段式2軸破砕機では、その必要がなく直接投入することができます。
破砕効率を高めるだけでなく、工具による切断作業を排除することで、安全面にも配慮し省人化を実現することができます。
対象となる処理困難物(例)
この破砕機で最も力を発揮するのは処理困難物です。
ロール品、ベーラープレス、ゴムベルトやゴムシートなど密度が高いプラスチックでもそのまま破砕が可能となります。
破砕の難しい光ケーブルでも、巻き込みやかみ込みすることなく細かく破砕し、金属が付着したプラスチック類もそのまま破砕し、磁選機で鉄の回収することが出来ます。
また、漁業系廃棄物も得意としています。
従来の破砕機では刃の回転が止まってしまうような漁網や、もやい網でも、電子制御により刃の回転速度や正転反転を自動でコントロールし、自動で破砕していきます。
委託前に漁網、ロープ、ブイ、防舷材やFRPボートの切断や付着物の除去は必要ございません。漁業系廃棄物の性状に合わせ処理方法をご提案いたします。
最終処分リサイクル
破砕後の最終処分は、破砕物の特性に合わせ多種多様なリサイクルルートを確保しています。
プラスチック原料としてのマテリアルリサイクルはもちろん、組成や汚れ具合で考慮し燃料化や溶融など適切なリサイクルルートを決定していきます。
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マテリアルリサイクル
原料化 - RPF
- 固形燃料化
- セメント燃料化
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電気炉溶融
リサイクル - 溶融路盤材
- 木質バイオマス発電
- サーマルリサイクル