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高校で初めての授業
これまでは小学生にSDGsの授業をすることがほとんどでした。
今回は初の高校での授業ということで、ちょっと身構えてしまい、NDKでも経験豊富なメンバーで参加しました。個人的には一瞬ではありますが、ついに憧れの高校教師になることができ、またひとつわたしの夢が叶いました。
高校生なので、ビジネスの現場に近い話し方や内容で説明できる反面、生徒さんたちのフレッシュな反応が非常に良いのでたくさんの刺激をもらいました。
わたしたちにとって、この活動は社員研修も兼ねています。自社の事業や環境の取り組みをプレゼンすることにより、自身で調べ、理解を深めることにもなります。
今回はSDGs出前授業のレベルアップになりつつ、メンバーの意識改革にもなったと感じています。
このような機会をいただいた川崎高校の先生方や授業を楽しく聞いてくれた生徒の皆さん、本当にありがとうございます!
フレキシブルスクールとSDGs探究
県立川崎高校は「フレキシブルスクール」として、強い自主性が求められます。
授業は単位制で、自ら情報収集して時間割を作り、進路に向かって学んでいきます。
また標準服として制服があるものの、日常は私服で登校しています。
ヘアースタイルも自由なので、赤や緑の髪の毛でパーカーなど思い思いのファッションで、最高の雰囲気です。
校則が厳しかったわたしにとっては自由な学び方も含め、来年4月に入学したくなりました。
フレキシブルに自ら学ぶこの高校では、探究学習のひとつとしてSDGsを3年間で学んでいます。
1年生は、世界の取り組み。2年生では、日本。3年生で身近な川崎市内の企業の取り組みを学び、レポートにまとめます。
そこで、私たちは、高校3年生に弊社の廃棄物処理業がどのようにSDGsに関連しているか、そしてわたしたちが今まさに行っていることも17番目の目標であることをメッセージとして伝えたいという想いで授業に挑みました。
廃棄物処理業は「つくる責任 つかう責任」
わたしたちが行っている産業廃棄物の収集運搬処理事業は、地域の工場、物流拠点、研究所など様々な業種から出る廃棄物をリサイクルすることによりSDGsの目標12「つくる責任 つかう責任」に取り組んでいます。
このことに重点を置いて、弊社の会社概要や中間処理工場やリサイクルサービスを幅広く説明させていただきました。
リサイクルできる?できない?
弊社の営業メンバーは、毎日の仕事の中で、お客様とその廃棄物がリサイクルできるのか?できないのか?という話をしています。
まず、課題をかかえている廃棄物はどんな物質で構成されているのか、そのままリサイクルできるのか、それともそれを分解してリサイクルするのか、などを考えていきます。
その考え方をクイズ形式で体験する「リサイクルクイズ」を行いました。
蛍光灯はリサイクルできるか?できないか?という問題では、大学生でもなかなか気づかない有害物質の水銀に着目する生徒さんがいて、大変驚きました。
そして、みかんの缶詰のリサイクル方法では、「自分で食べる」という絶対的な有効利用の意見も出て、クイズコーナーは大いに盛り上がりました。
今は「パートナーシップで目標を達成しよう」
SDGsを宣言する前からリサイクル処理事業で環境保全に貢献していますが、近年、力を入れてるのは目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」です。
その昔は、我が業界は完全クローズな世界で、情報発信する業者は稀でした。それでは、自社の処理以上に社会課題の解決に貢献できないと考え、わたしたちの想いを発信し始めました。
今回のようにかわさきSDGsゴールドパートナーとして地域との連携を密にしています。
授業をとおして、県立川崎高校のみなさんに少しでも環境問題に興味をもっていただき、少しでもエコな生活をお友達にも広げていってくれれば幸いです。
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